3月まで中学3年生だった生徒の皆さん。高校入学の準備はしっかりできましたか。今日は、高校1年生で勉強する数学についてお話ししたいと思います。高校1年生では、数Ⅰと数Aという2つの教科書内容を学習します。ただし、前橋東高校など、普通科進学校は3学期から、数Ⅱの教科書に入っていきますので、大忙しですね。
数Ⅰの単元のなかで、最も苦手な人が多い、2次関数。なんと、普通科の生徒の50%以上の皆さんが、2次関数を苦手としているというデータがあります。
2次関数がとっても苦手だけど、何から手を付けて良いのか、よく分からない高校生は多いと思います。
2次関数の勉強で大切な事は、「平方完成が何も考えずとも出来て、さらに2次不等式の計算がスラスラ解けるようになる」ことです。
平方完成は2次関数の基本中の基本です。
頂点を求めてグラフを書くために平方完成は絶対に必要ですし、入試でも頻出です!
ところがこんなに大事であるにも関わらず、平方完成を苦手とする生徒は非常に多いです。
特に係数が分数になったり文字になったりすると急に出来なくなってしまいます(>_<)
平方完成がスラリと出来るためには、やり方を理解した上で計算練習を繰り返す以外に方法はありません!
皆さんの手元にある数学の問題集を開いて、平方完成の問題を解いてみて下さい。
計算に戸惑うようなら計算練習をする必要があるでしょう。
2次不等式もほとんど何も考えなくても解けなくてはいけません!
ところが平方完成と同様、2次不等式を解くことを苦手とする生徒さんは多いです。
2次不等式を解くことが苦手な生徒を見ていると、不等式を図形的に見ていない事がしばしばあります。
しっかりグラフを書き、不等式の表す部分を図形的に見ることがポイントです!
グラフを書くと、不等式は案外簡単に解けてしまい、さらに視覚的に理解することで解き方を忘れることが少なくなります。
2次関数は数学Ⅰの分野に属していますが、実際は高校数学全分野に出てきます。
それは他の分野との融合問題が非常に作りやすいからですが、見方を変えれば2次関数が苦手だと他の分野の問題も解けなくなってしまいます。
そうならないためにも、計算練習をする事で平方完成が簡単にでき、2次不等式がスラスラと求められるようにしましょう!
また、中学のとき、数学が得意だった生徒でも、2次関数の最大最小の問題は最も苦手とする人が多い単元です。高校1年の夏に登場します。いつも、この手の問題が解けない。苦手意識が高いという人がいれば、克服できるように早稲田育英ゼミナールの先生が力になれると思いますので、早めにご連絡ください。