令和6年度の群馬県公立高校入試が2月に実施されました。受験者11765人の平均点は265.6点でした。各教科の平均点は、国語60.2点、数学52.8点、英語44.9点、社会54.0点、理科57.5点でした。昨年までの、後期入試に比べて教科ごとの特徴は以下になります。
得点分布表から、一番得点しやすい教科は、国語です。受験者の約半数が60点以上85点未満に入っています。数学も同様に受験者の約半数が55点以上85点未満に入っています。つまり、解きやすく他の人と差がつきにくい教科だったことがわかります。
一方、理科、社会は実力通りにきれいな分布になっており、60点~70点の得点の人が一番多い層でした。
最後に、英語ですが、受験者の約半数が45点未満です。残りの45点~100点が下り坂の分布で、なんと受験者の10人中4人が、19点~23点、24点~28点、29点~33点、34点~38点のいづれかであるという、ショッキングな結果でした。
これからどんなことが言えたのか。つまり、進学高校であり、入試倍率が高い学校ほど英語の点差で合否が決まったということです。
現在小学生高学年、中学生のお子さまをお持ちの保護者様には、自分たちが中3のころと現在の英語の様子は全く別物になっているということを理解する必要があります。